昨日は理想の部屋作りに向けた2ステップについて述べましたが、家庭によって雑然さの基準も異なると思います。
では、どのように自分の家庭が雑然としているのか判断すれば良いのでしょうか?
一つの基準となるのは、「モノを探す頻度」です。
あなたはどれくらいの頻度でモノを探していますか?
とあるアメリカ企業による調査によると、モノを探す事について下記の調査結果を公表しています。
- 週二回、アメリカ人の4分の1近くは、家や車の鍵を紛失している
- アメリカ人の半数以上は、定期的にモノを探す事によって仕事や学校に遅刻している
- アメリカ人は、モノを探すのに2.5日/年を費やす
- モノを探すアイテムは、テレビのリモコン(45%)、携帯電話(33%)、自動車・キー(28%)、ガラス(27% )、靴(24%)、財布/小銭入れ(20%)
- モノを探す事によって、$ 2.7十億(約3000億円)/年ムダに費やされている(飛行機のキャンセル、遅刻などによる影響を含む)
- 団塊世代よりも若い世代(ミレニアル世代)の方が、自分のモノを失うことの可能性が2倍高い
- モノを無くしてしまう最も大きな要因はマルチタスクで、アメリカ人のほぼ半分が、一つ以上のことを同時に実施しようとする事によって、貴重なモノを置く場所を忘れてしまう
この、「モノを探す」という行動は、自分が知らず知らずに行う事が多く、意識しなければなかなか気づく事ができない行動です。
生産現場では、これらのものを探す動作は、7つのムダのうち、「動作のムダ」として定義されています。
くれぐれも、パートナーに「それは動作のムダだね!」なんて指摘はしないで下さいね…
一人暮らしをしている時は、モノの定位置を決めていなくても、使った後に置いた人と、次に使う人が同一人物の為、記憶を辿ればモノを見つける事も比較的容易です。
しかし、家族で暮らすとなると、使った後に置いた人と、次に使う人が同一人物ではない事が多い為、モノの定位置が決まっていないと探したり、前に使った人に聞かないと見つけられないような事が発生してしまいます。
生産現場では、生産で使う部品や道具は位置が決まっていて、こういった動作のムダを省く工夫がされています。
そして、上記の調査結果でも述べられていますが、モノを探す際に男性は35%が、女性は30%未満が他人のせいにする傾向があるようです。
モノを探す事が夫婦喧嘩の一因となっていないでしょうか?
では、次回は具体的なモノの定位置の決め方について紹介したいと思います。
早速、事務所でのカギ置き場をきめました。
Yujiさん
コメントありがとうございます。
事務所のカギ置き場、最初は面倒だと思いますが、是非1週間は続けてみてください。
動作が習慣化され、ルーチン化できると、無意識で置ける様になり、ストレスがなくなります。