片付けやすい家のリビングは、毎日数回、部屋が片付きます。
出かける時、掃除機をかける時、寝る前、大体、2〜3回は「片付いている」状態にします。
一方で、散らかる部屋のリビングが片付くは、週に数回かもしれません。
とある一日のリビングにあるものの量を時系列グラフで示すとこんな感じです。
実は、片付けやすい部屋(A)も、1日中いつも片づいている状態なわけではありません。
特に子供がいると、ブロックやミニカー、プラレールなど必ず1日に1回はリビングがオモチャで散らかります。
しかし、子供が自分で片付けられる仕組みがあると、毎回リセットできます。
ここに、「片付けやすさ」と「散らかる」ポイントがあります。
片付けやすい部屋の特徴
片付けやすい部屋では、基本的にモノの定位置が決まっているため、リビングにモノがあるのはそのモノを使っているときだけです。
そのため、モノを使い終わると、また定位置に戻ります。
ポイントは、基本的に一人がする事も一つにしている習慣です。同時にいくつも何かをする「マルチタスク」をしないので、リビングに持ってくるものも少なくなります。(子供は一つの遊びでも豪快に散らかします。)
例えるなら、片付けやすい部屋はスマホ画面のように、画面上で一つの事しかしないような状態で、必ずホームボタンを押してリセットしないと次のことができないような状態です。
散らかる部屋の特徴
しかし、散らかる部屋の場合、モノの定位置があやふやで、なぜかリビングに一時的にモノが置かれてしまいます。
例えば、仕事のカバンや、読みかけの本、家の鍵、今遊んでいないオモチャなどの「一時置き」です。
これらのモノが毎日定位置に戻らないと、リビングの床や机の上に何か置いてある状態が「普通」となってしまいます。
さらに同時に色々なことをしようとしたり、一つのことが終わっていないのに次の事を始めると、一人がいくつものモノをリビングに持ってきてしまいます。
散らかる部屋は、PC画面のように、画面上にたくさんのウィンドウが開いていて、各ウィンドウを閉じないで次から次へウィンドウを開き、画面がごちゃごちゃした感じになります。
部屋が散らかるのはマルチタスク信仰かも
部屋が散らかるもう一つの原因は、同時に色々なことをしようとする「マルチタスク」が好きである事かも知れません。
しかし、人間は脳の構造上、同時に二つのことをする「マルチタスク」は効率的でないと言われています。
さらに「マルチタスク」はやろうとするとストレスもかかり、生産性も非常に悪くなり、脳に負担を与えると言われています。
こういった事も部屋が散らかる原因であり、そしてその散らかった部屋がストレスを与えるという悪循環に陥っているかも知れません。
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