前回は、子供を片付けに参加させるために、おもちゃを自分で片付けられるような仕組みと褒める重要性についてご紹介しましたが、今回はこれらの片付けを持続させるための最も効果的な褒め方について紹介します。
効果が1ヶ月持続する褒め方
良い行動を強化するには、褒める事が重要である事は一般的に認知されつつあり、皆さんご存知だと思います。
しかし、仕事に家事に追われている共働き家庭では、毎回つきっきりで良い行動を褒めるのも時間的に難しいのが実情ではないでしょうか?
そこで、たった1回の褒め方が、1ヶ月以上持続する工夫があります。
それは、
トイレカレンダーに褒めたい行動の写真を使う
です。
とあるサイトでも、子供は、自分が写っている写真をみると、自己肯定感が強くなると言われています。
このトイレカレンダーに写真を使うときのコツは以下の通りです。
- 頑張っている最中の写真を使う(片付けしている最中)
- 必ず子供の顔が写っている写真を使う
最近の研究によると、人を褒めるのは良い結果だけで無く、頑張っている事を褒める方が、努力が持続し、習慣化しやすいと言われています。
また、人間は無意識に自分の顔を探すと言われています。そこに頑張っている自分の姿があれば、自然と自己肯定感が強化されます。
ちなみになぜ、トイレカレンダーに写真を使うかの理由ですが、それはどんなにヤンチャな子供でも、寝る、テレビを見る以外でじっとしている唯一の時間がトイレの最中だからです。
そして、トイレは1日に約3回使うので、1ヶ月で90回は目にします。
言葉で褒めるのは、1回限りですが、トイレは90回行くので、90回写真を見ます。もちろん、言葉で褒める事が効果がないと言っているわけではありません。両方実施する事で、言葉で褒めた記憶が、90回繰り返されるのがトイレカレンダーの効果なのです。
その時に自分が好きなことに夢中になっていたり、頑張って片付けたり、勉強している写真を見ると、毎回褒められている実感が得られ、自己肯定感が強くなり、同じ行動を繰り返すようになります。
ちなみにこの写真を使ったトイレカレンダーの効果は片付けだけではありません。勉強や、料理の手伝い、外遊び、ブロック遊びなど、親が子供に強化したい習慣について、あらゆる事に効果を発揮します。
なかなか子供が父親になつかない場合にも「父親と楽しく遊んでいるときの写真」を使うなどによって効果を発揮します。
ある家庭では、このトイレカレンダーの効果もあってか、親が子供に対して「宿題やったら?」と言われる前から、自分でできるようになりました。この効果は、時間だけでは評価できない価値があります。
このトイレカレンダーの効果を最大化させるポイントは、旬な写真を使う事です。
季節感も影響するので、出来るだけ毎月、旬な写真を使って作りましょう。
2018/1/14追記
トイレカレンダーの作り方はコチラまで。
トイレカレンダーを1分で作れるアプリを近日公開します!ご希望の方はコチラまで。
是非、使わせてください。