Fam-TimeがFamCookを世に出してから、もうすぐ1年になります。これを機に、改めて我々Fam-Timeが、FamCookを通して実現させたい事について情報発信をさせていただきます。
軸は「家族」、「食」、「デジタル」、そして「生産性」
我々はこれから、「家族」、「食」、「デジタル」、そして「生産性」という軸で情報発信をさせていただきます。「デジタル」や「生産性」は非常に硬いテーマではありますが、これらを「家族」や「食」という身近なテーマを織り交ぜながら発信していきます。
家族のあり方が変化しつつある現代
まず、社名にもサービス名についている「Fam」ですが、これは「家族」の「Family」の略語です。グローバルな企業となることを目指し、海外では一般的な略称である「Fam」を採用しました。今、日本だけでなく世界中でこれまでの「家族」のあり方が変化しつつあります。女性は社会進出によって、自分たちの母親とは全く異なる人生を歩んでいる人が多いのでは無いでしょうか?
一方で、まだまだ男性の家庭進出が進んでいないことが問題視されています。2019年働き方改革法案も、こういった社会背景に対して政府が課題解決の一助として施行されました。10年ほど前からのイクメンブームによって、男性の育児参加は定着しつつあります。一方で、家族の時間の中ではより長期に渡る「家事」への参画は途上であるのが現状です。
パパの料理を習慣化したい
そんな「家事」の中でも、最も男性の家事進出が遅れているのが「料理」であると、Fam-Timeでは捉えています。そんな「料理」を10年前からパパに教えていたのが弊社メンバーに加わった滝村です。滝村は、10年前から、数千人以上のパパ達に料理を伝授してきました。そして、そんな滝村が既存の料理教室だけでは解決できない事、それが自宅での料理の「習慣化」でした。料理教室は、非常に楽しいイベントで、様々なパパ達が楽しく料理を学んでくれています。しかし、滝村が料理を教える目的は、教室で料理を作る事ではなく、自宅で家族に料理を振る舞う事。この、自宅での料理をサポートできる仕組みを探し求めていました。
デジタル技術の可能性
そんな時、2018年に滝村とFam-Time創業者の西村が出会い、FamCookが生まれました。滝村は、FamCookの音声操作ができるインタラクティブ性に注目しました。既存のレシピサービスはどうしても一方通行で、ユーザのスキルレベルやスピードに合わせた情報提供ができません。「料理」に慣れていない初心者にとって、焦りほど危険な要素はありません。「料理」に慣れてない初心者にとって、自分のペースに合わせて情報提供してくれるFamCookに大きな可能性を感じてもらいました。実際に、FamCookのユーザには、音声操作のレスポンスよりも、ずっと待ってくれることに価値を感じている方が多くいます。また、初心者向けにはより詳細な手順を、特定のコマンドによって出現させる事で、ユーザのスキルレベルに合わせた情報を提供しています。
4品料理を約半分の時間で作る生産性
また、FamCookはさらなる先の、「生産性」を見据えています。調理時間を左右するのは、包丁などの作業のスピードだけではなく、「段取り」が大切です。社内検証では、4品の並行調理で、それぞれ別々に作ると79分かかるのを、約半分(53%)の41分30秒で完了できる事が実証できました(プロの料理人ではありません)。料理を滞りなく進めるためには、作業だけでなく、食材や調理器具、場所などの制約条件も考慮した進め方が重要となります。FamCookでは、これらの段取りを意識した手順でナビゲーションする事を目指して開発しています。
目指すのは家族みんなで料理を楽しむ
「ファミリークッキング」
そしてFamCookは、より高度なチャレンジをしていきます。複数のレシピをより効率的なナビゲーションするだけでなく、更に複数人による調理のナビゲーションの実現を目指します。そして、最後はその複数人の中に、子供を巻き込む事で、家族全員での料理を楽しむ「ファミリークッキング(FamCook)」を実現させます。
今はその目標に向けて、一歩ずつ前進しています。とあるユーザ様は、無事料理スキルが向上し、娘さんの誕生日に料理を振る舞い、その様子をテレビに取材していただきました。まだまだ道半ばではありますが、ここまで開発で、多くの気づきを得ることができました。その気づきの中から、皆様にとって何かしら得るものもあると思い、情報発信していきたいと思います。
なお、FamCookは今すぐ試すことができます。よろしければ下記リンクからダウンロードし、お試しいただければと思います。
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